埼玉県坂戸市にある坂戸市民総合運動公園第一多目的運動場が、人工芝グラウンドとしてリニューアルオープンしました。
天然芝の多目的グラウンドとして利用されていた本施設は、長年の使用から、芝生の摩耗や不陸、雨天時のぬかるみ等に悩まされてきました。
今回の改修工事では、ロングパイル人工芝のグラウンドにリニューアルすることで、気象条件に左右されず一定のピッチコンディションでプレーできるグラウンドに生まれ変わりました。
また本施設は、自然環境保護の観点から、人工芝グラウンドの周囲側溝に当社製品・人工芝流出抑制【ターフダストストッパー】を設置しました。
側溝は主に雨水を排水するための設備ですが、近年、細かくちぎれた人工芝の破片や充填材ゴムチップなどが、雨水と一緒にグラウンドの外へ流出してしまうことが問題視されています。
【ターフダストストッパー】を、人工芝グラウンド周囲側溝の流末（グラウンド外へ雨水が流出する手前部分）に設置することで、グラウンド表層から流れてくる人工芝やゴムチップのゴミを効率良く集積することができます。
【ターフダストストッパー】は、既設の排水施設はそのままで、簡単に設置することができますし、メンテナンスも容易です。
「専用金網」と「不織布」のダブル効果により、大きなゴミは不織布の手前に溜まり、小さなゴミは不織布の袋の中に入りますので、それらのゴミが溜まったら回収・除去するだけです。
【ターフダストストッパー】を設置すれば、人工芝やゴムチップのゴミ流出を大幅に抑制し、本施設のような環境に優しいスポーツ・グラウンドに生まれ変わります。
また、本施設はミスト散水施設も完備していますので、暑い時期にプレーする際は熱中症予防に役立つことでしょう。
サッカーをはじめとした様々なスポーツを楽しむ交流の拠点として、坂戸市の皆さんの憩いの場所として、本施設が皆様に末永く愛されることを心から願っております。
今後も、理想のフィールドづくりを通して、豊かな環境作りに貢献してまいります。
